INTERVIEW
令和3年4月入社
ものづくりが好きで、家政科高校を卒業後小見山木工に就職。真備工場で家具製造を担当している。 「休日は出かけることが多く、自分のつくった家具を使用されている施設へ見に行くこともあります」
私はもともと、ものづくりや細かい作業が好きで、周りからも手先が器用だと言われることは多かったですね。高校は家政科で、料理を専門に勉強していたのですが、就職先として興味をもったのは、木工や家具づくりの仕事でした。木工の知識や経験はなく、自宅で組立家具をつくったことがあるくらいでしたが、小見山木工を見学してすぐに「ここで働きたい」と思いました。その決め手は、オーダーメイドの家具を1から全部自分でつくれる点です。また、社員数が多くなく、人づきあいのしやすそうな職場だと感じたことも、理由のひとつでした。
私は現在、倉敷市にある真備工場に勤務しています。仕事内容は、家具の基となる芯を組んで、ベニヤを貼り、切って、組み合わせて、仕上げる…など、家具をつくる一連の工程です。女性の製造担当は私だけですが、出荷作業などの力仕事以外は、男性社員に混ざって同様の業務を務めています。 今は主にひとりで作業をしていますが、入社から約1年の間は、上司の手伝いをしながら仕事を習っていました。最初は同じ失敗を繰り返して、落ち込むこともありましたよ。けれども、慣れるまで時間のかかる仕事だといわれていたので、ベテラン職人の仕事を観察しながら、失敗しない方法を学んでいきました。
自分のつくった家具が、納品先で実際に使われているのを見たときにはすごく感動しますし、仕事のやりがいを実感します。県外からのオーダーは写真などでしか見れませんが、近隣の施設や店舗なら足を運んだりもしますよ。 私が仕事をするときに意識していることは「この工場のなかで自分のつくった家具が一番きれい」といえるくらい、丁寧に仕上げること。もちろん、製作時間を短縮することにも努めています。今は自分で家具をつくれるといっても、まだまだわからないことも多いので、誰にも聞かずに自分で全部判断してつくれるようになることが目標です。
この仕事に向いているのは、ものづくりが好きで、かつ学ぶ姿勢がある人。お客さまのオーダーによって、毎回違う商品をつくるので、臨機応変に対応しながら、技術や知識をアップデートすることが大切だと思います。 この会社には気さくに話しかけてくれる人も多いので、仕事の相性がよければ、とても働きやすい職場ですよ。職人というと堅いイメージをもたれがちですが、まったくそんなことはなく、私も入社してギャップを感じたものです。家具づくりに興味のある人は、ぜひ構えずに入ってきてほしいです。そして、女性の職人も増えることを期待しています。
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